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「デュアルキャリア」とは、生涯の一定期間において、「人としてのキャリア形成」と「アスリートとしてのキャリア形成」の両方を同時に取り組んでいる状態を指します(日本スポーツ振興センター, 2014)。

一方、「セカンドキャリア」は、アスリート引退後のキャリアを指します。

スポーツ振興基本計画(文部省, 2000)では、「競技者が安心して競技に専念できる環境の整備」のひとつとして「競技者の引退後への配慮」が挙げられました。それを受けて、JOC、日本スポーツ振興センター、中央競技団体などが、その支援事業に取り組んできましたが、スポーツ医・科学の進歩などもあり、トップアスリートとして活躍できる期間が延長されたり、競技引退年齢の高齢化などが進んできたことで、2000年代後半頃には、アスリートとしてのキャリア(ファーストキャリア)が終わった後、競技引退の局面を経てセカンドキャリアにつなげるというアプローチの弊害が見えてきました。

また、パフォーマンスの高度化によって、国としての支援の増大やアスリートのフルタイム化への傾向が進む中で、トップアスリートへと至らなかった場合の社会としてのリスクも指摘されるようになってきました。そうした中で、欧州を中心に「デュアルキャリア」の考え方が拡がり、2012年にはEUがデュアルキャリアに関する「ガイドライン」を発表したりするようになりました。そこには、「アスリートキャリアは、長い人生の一部分」(EU, 2012)であり、『アスリートは、その生涯の中のある一定期間、「人としてのキャリア形成」と「アスリートとしてのキャリア形成」の両方を同時に取り組むことになる』(日本スポーツ振興センター, 2014)という考え方が示されています。

つまり、セカンドキャリアが「単線型」のキャリア形成モデルとすると、デュアルキャリアは一部が「複線化」したキャリア形成モデルだということができます。

【参考】デュアルキャリアという考え方

kawai (ポイント 155) 2015 2/6 回答
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デュアルキャリアの考え方について、日本スポーツ振興センターがスポーツ庁の委託を受けて非常にわかりやすいビデオを作成しました。

https://www.youtube.com/watch?v=cr7MdWJd96Q
kawai (ポイント 155) 2018 5/11 回答
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